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  1. 系統について ハイブッシュ系とラビットアイ系

Species

2018.01.04

系統について ハイブッシュ系とラビットアイ系

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ブルーベリーには大きく分けて3種類の系統があります。

①ローブッシュブルーベリー、②ハイブッシュブルーベリー、③ラビットアイブルーベリー です。

このうちローブッシュブルーベリーは主に加工用に用いられる野生種で、栽培用ブルーベリーは、ハイブッシュブルーベリー、ラビットアイブルーベリーです。



ハイブッシュ系とラビットアイ系

◆ハイブッシュ系
ハイブッシュ系はアメリカ北東部の諸州に広く分布している野生種の改良種です。
ハイブッシュ系は、さらにノーザン(北部)ハイブッシュサザン(南部)ハイブッシュ系に分けられます。
このグループ分けはブルーベリーの栽培地帯をより暖地や寒冷地に広げることを 目標にアメリカで品種改良が重ねられた結果生まれたものです。



デキシー
(ブルーベリーの栽培化および品種改良はアメリカ農務省(USDA)のコビル博士(F.V.Coville)によって1900年代初頭にはじめられました。写真はコビル博士の最後の品種となったデキシー苗です。)



シャープブルー
(1975年に発表されたシャープブルー。初期サザンハイブッシュ系品種です。
品種改良は1948年にフロリダ大学とUSDAとの共同研究によって始められ、その開発から発表までには27年間もの長い歳月がかかることになりました。)



◆ラビットアイ系
ラビットアイ系はアメリカ南部(ジョージア州やフロリダ州)の大きな川沿いや湿原にかけて分布している野生種の改良種です。
野生種の栽培化は古くから行われていましたが、品種改良の着手は遅れ、ハイブッシュ系より遅く誕生しています。

ティフブルー
(今でもなお世界の標準品種であるティフブルー。交配親は野生選抜品種のエセル×クララ。)



ハイブッシュ系とラビットアイ系の見分け方についてはこちらをどうぞ♪
→ハイブッシュ系とラビットアイ系の見分け方

3系統についてはこちらです♪
→ノーザンハイブッシュ系
→サザンハイブッシュ系
→ラビットアイ系

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